人を愛する気持ちは法律で裁けないことを知る映画です

あなたは誰かを愛していますか?
誰かに愛されていますか?誰かに愛されていましたか?

愛という感情はもともと他人同士の間で生まれ、自分以上に相手を大切にしたと思える言葉には出来ない素晴らしい感情であると私は信じています。

たとえそこに差別や偏見や法律が立ち塞がったとしても、誰にも変えることが出来ないものであってほしい・・今回紹介するチョコレートドーナツという映画はそんな愛がテーマの映画です。

これは1970代ニューヨークで起きた実話をもとにした映画です。この映画を観て、貴方は何を思いますか?

それぞれの出会い

いつの日か歌手になることを夢見てショーパブで働くルディは、たまたま来ていた検事局のポールに一目惚れします。共に惹かれあっていたあっていた二人はすぐに特別な関係になります。

しかし二人には大きな障害がありました。それは二人がゲイであることです。ルディは女装をしてほぼカミングアウトしていましたが。ポールは仕事柄隠して生きていました。

そんなルディのアパートには騒音が朝まで鳴り響く迷惑な住人がいました。よくルディと口論します。

しかしある日の住人が薬物所持で逮捕されます。子供が一人いて施設に送られるのですが、何度も脱走を試みます。彼の名前はマルコ。彼もまた大きな障害を抱えていました。彼はダウン症でした。

三人での生活

何度も脱走を試みているマルコに気が付いたルディはマルコを不憫に思い、ポールに相談をして、母親が出てくるまで一緒に暮らす権利を得ます。

養育上の問題でルディ宅では条件が厳しいとポールは三人で暮らすことを提案します。帰る家が持てたマルコは号泣してしまいます。

マルコは夕食時でもいつも甘いものを欲しがります。健康に気遣いルディは注意するんですが、ポールは優しくマルコに何が食べたいか尋ねます。マルコはチョコレートドーナツが食べたいと言いました。

絶対に納得できない別れ

共に過ごす中で絆を深めた三人は本格的に用句権を求める裁判を起こします。しかし同性愛者の養育権獲得は容易ではなく、また二人の関係を知ったポールの上司が二人の邪魔をします。

そしてある日、裁判は突然終了を迎えます。何と母親が任期満了前に出所してくるのです。母親はマルコを引き取ると言いました。全てはポールの上司の仕業でした。もうルディ達にはどうすることも出来ませんでした。

自宅へ帰ったマルコ、しかし母親の薬物使用は続いていました。帰る家、ルディ達の家を探そうと一人街をさまよい、数日後高架下したで誰にも知られる事なく亡くなっているマルコが発見されます。

差別、偏見、愛と様々は問題が凝縮された映画です。時代のせいかもしれませんが、今の時代であっても有り得る話です。

ルディ達の愛を法の下で認めることはできないものなのか?マルコにとって一番幸せな選択は何だったのか?と何度も考えさせられた映画でした。